Hans Klemm氏はPharmaceutical Research and Manufacturers of America (米国研究製薬工業協会、PhRMA) の日本代表を務める。PhRMAは主なバイオ医薬品研究企業を代表しており、過去10年間で、PhRMA会員企業は新たな治療法や治療法の探索への年間投資額を2倍以上に増やし、2022年だけでも約1010億ドルを投資している。PhRMAは、バイオ医薬品の技術革新を保護し、革新的医薬品への特許アクセスを拡大する政策を推進するために活動している。

Klemm代表はPhRMAの東京事務所を拠点とし、日本におけるPhRMAの政府、政策、広報を統括している。日本は、革新的なバイオ医薬品の市場として米国に次ぐ世界第2位であり、2020年の総売上高は約390億米ドルである。

Klemm代表はPhRMAに参加する以前は、米国の外交官を40年近く務めた。米国国務省勤務時代には、駐ルーマニア大使、駐東ティモール大使を歴任し、米国国務省の最高人事責任者も務めた。Klemm代表は、アジア太平洋経済協力会議 (APEC) のコーディネーターとして米国を代表するほか、在東京米国大使館に複数回勤務し、アフガニスタン、韓国、ドイツ、トリニダード・トバゴの米国大使館にも勤務した経験を有する。スタンフォード大学 (修士) およびインディアナ大学 (学士) 卒業。